NEUMANNノイマンの昇圧トランスBV-33です。
希少性の高い製品になってきました。

高名なBV-33は同社のレコードカッティングマシンに付随する再生アンプに使われているリファレンスと呼ぶべきトランスです。

驚くべきことにレコードを『そのまま』再生します。
細かな音がきちんと増幅、再生されるので人の声、楽器の音、艶、ブレスの音、ホールの響きなど、誇張することなく自然に再生します。足すことも引くこともない、とても自然な音です。作られた感の無さは特筆すべき特長と言えます。

元々が民生品では無く業務用に作られた堅牢なもので、一生付き合える逸品です、

ケーシングはNEUMANNに詳しい東京の大森にある老舗オーディオルミエールが行いました。
(ここにはNEUMANNのVVSのシャーシ、カッティングマシンのモーターも現存しています)。
オリジナルトランスケースの色は銀色ですが、変色して黄ばむ性質の為、科学的な黒染め加工をして予防しています。

余談ですが、NEUMANN使いが持つべきカートリッジは、ノイマンのDSTを除くと、菊池氏のルミエール1、さらに上を狙えば、ルミエールの技術をブラシュアップしたヴァイナルオーディオ研究所のカートリッジでしょう。
ノークレームノーリターンで。